私が受けた国内企業での昇給試験

私が20代のころ勤めていた会社での昇給のエピソードです。 私が勤めていた会社では年に1回昇給試験が開かれ、そこを通過した人が昇給できるというシステムでした。 それをなんとかパスすることができたため、昇給することができました。

昇給額については試験時には特に聞かされていませんでしたが、結果として年収で50万円ほどです。 月収で約3万円、ボーナスで約10万円(夏冬の合計額)ほど上がりましたので、個人的には多く上げてもらえたかなと思っています。 また額については、昇給のランクが決められていて、そのランク内であれば昇給額は一律だったと思います。 私は6段階中、上から2番のランクへの昇給でしたので、この額でした。 ただし、他の昇給者に話を聞いたわけではありませんので正確なところはわかりません。

昇給の時期に関しては、下期に昇格試験を受けて、実際のお給料に反映されるのは翌年度に入ってからでした。 これは会社の規定によるもので仕方ないところではありましたし、恐らく日本の企業では年の節目に上がることが多いと思いますので、特に問題とは思わなかったです。

以下で実際に受けた昇級試験についてご説明します。 この試験は誰でも受けられるわけではなく、上司による審査および推薦を受けられた人が受験することができます。 上司による審査は、今までの業績の他、作業効率改善や職場でのリーダーシップなどを元に判断されます。 私は開発職をしていましたが、その時は新技術開発による特許出願や新技術利用によるコスト削減の効果で会社に貢献したということを評価してもらいました。 また私はなんとしても昇級試験に受けたかったので、成果(具体的な数字での成果)のアピールや密な報・連・相を常日頃から行っていました。 地味なことですが、上司に認めてもらう必要があったので、こまめに自身の現状を伝えたことが良かったのかなと思っています。

昇給試験の中身ですが、その会社では上級幹部へ自身の功績と今後の展望をプレゼンを行います。 要するに、自分が「今まで」どれだけ会社に貢献してきて、「これから」どれだけ役に立てるかをアピールします。 私の場合は、当時開発していた技術に関しての実績、応用技術などでさらなる業績アップが望めることを中心に述べることで試験をパスしました。 人によっては、説明不十分で昇給を見送られることもあったようです。そのため、この会社の昇級試験は「年功序列の儀式」というわけではなかったです。

昇級試験をパスするにあたり辛かったのは、プレゼンするための準備が非常に大変であった点です。 プレゼンの時間は15分程度なのにもかかわらず、その資料作成にかけた時間は、上司へのレビューも含めて2週間ほどかかりました。 会社の決まりでやらなければならないこととは言え、その時間は通常業務が滞ってしまうため、業務と関係ない資料作成とプレゼンの順部で時間を取られてしまったところは昇給試験の中で辛いと思いました。 もう1点は、また上級幹部と私は面識がなかったため、自己紹介から業務説明といった基本的なところから話をしなければなりませんでした。 ある程度前提知識がある方とお話させて頂ければ早かったのですが、私のことをどれだけ情報が伝わっているのかも不明の中、プレゼンしていくのは簡単ではなかったです。

ただそれでも昇給を認めていただいた時は、やはりうれしかったです。 会社に業績を認められ、それに見合う対価として年収で50万円上げてもらえるというのは誇らしいと感じました。 やはり企業に勤めるものとして、お給料が一番のモチベーションという方も少なからずいると思います。 私もそうでしたので、結果としては大満足です。