ワインの資格を取得する

主にワインを中心としたお酒を扱う仕事に転職した際に、資格を徐々に取得したいという気持ちになっていきました。お酒自体は飲むのですが、特にワインに関してはほとんど知識がありませんでした。ワイン売り場へ行っても何を選んだらいいのかわからず、かといって店員さんに質問できるほどの知識もないという全くの初心者でした。しかし、先輩からワインの基礎を教わったり、実際の業務を通じて自分から調べてゆくようになって「どうせなら資格を取得したい」と思うようになりました。

先輩の多くが資格を取得していますし、給料が少しですがアップするということもチャレンジする後押しとなりました。インターネットでワインの資格を調べてみると、当時大きく分けて3つあることがわかりました。それは、ソムリエとワインアドバイザーとワインエキスパートです。これらの上にシニアという上位資格もあります。ソムリエには実技試験がありますが、そのほかの難易度は3つともほとんど変わりません。

ソムリエとワインアドバイザーはワインを扱う飲食店やお店で数年間働いていないと取得資格がなく、当時選べたのは素人でも受験可能なワインエキスパートだけでした。合格率はだいたい30%台で、試験費用もけして安くはなくハードルが高いと感じました。それでも、一度合格すれば年会費もいらないですし一生ものとなるのでいい資格だと思いました。

ワインを扱うお店や会社はたくさんありますし、簡単に取得できる資格ではないのでどこでもニーズはあるとも思います。思った時が勉強する時だと思い、始めたときがなんと受験日の半年前でした。通常受験するには1年はかけるそうで、それでもなんとか合格できる手段はないだろうかと色々としらべてみました。

まず考えたのが受験合格を目指すスクールに参加するという方法です。しかし、費用や時間の面でかなりのロスになると判断してやめました。しかも、同じ目的の方たちが集まってもきっと愚痴しか言わないだろうというイメージもありました。実際はわかりませんが。

そこで独学を選んで、次にテキストを選びに書店に足を運びました。ワイン受験用のテキストは毎年改定されていて、内容はそれほど変わりませんが一番自分に合っていそうなものを複数の中から選択しました。恐らくどれも内容的には変わらないと思うので、手に取って気に入ったものでいいと思います。ただ、選んだテキストの中からは同じような問題が多かったので、できれば名が知れていて売れているテキストを選んだ方がいいかもしれません。

受験に向けて、試験範囲を細かく分けて勉強予定表を作成しました。ワインの資格に合格するためには、ひたすら暗記することだけということをここで初めて知りました。マークシートでありますが、とにかく世界のワインの知識や歴史や格付けや生産可能色や地理を暗記し続けるだけです。試験範囲が膨大なため、本当にこれはキツかったです。ただ、毎年受験用に発売されているゴロ合わせの本を活用することにより、ずいぶん楽になりました。それでも移動時間や空いた時間に忘れたものをまた頭に叩き込むという作業の連続はかなり大変でした。暗記ばかりなので、ワインの資格なのに飲めないというのがちょっとジレンマでした。

メインは一次試験で、このマークシートに合格すればほぼ大丈夫です。二次試験でちょっとしたテイスティング試験がありますが、有名どころのブドウ品種の味を覚えていれば問題ないと思われます。簡単な筆記試験もあるので、テイスティングはそれほど重要ではないのです。点数はわかりませんがなんとか合格することができたときは本当に嬉しかったです。二度と受験したくないですが、仕事にも生かすことができるのでやってよかったと思っています。